新型コロナウイルスは生物兵器か? 日本人の知らないアメリカ

エイズはアメリカの生物兵器によるもの?日本人だけが知らない疑惑

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 「HIVウイルスはアメリカによる生物兵器」という疑惑があることを、日本人のほとんどは知らないのではないかと思います。
私自身、コロナ騒動が起きて、生物兵器について調べてみるまで知りませんでした。
(関連記事:「新型コロナウイルスは生物兵器?どこで生まれた?BCG仮説が導く答え」)
しかし、この疑惑は驚くほど歴史が長く、世界的な知名度も高いものなのです。

※今回の記事は便宜上、表記順を入れ替えてますが、内容は英語版wiki「Operation INFEKTION」のほぼ抜粋です。

CDC職員による「HIV=生物兵器」という告発

はじまりはインドに届いた匿名の手紙から

1983年7月、インドの新聞パトリオット誌に匿名の手紙が届きました。筆者は自らを著名なアメリカの科学者かつ人類学者であると名乗り、エイズはフォート・デトリックの遺伝子技術者によって造られた病だと記していました。

フォート・デトリック(Fort Detrick)とは、アメリカ陸軍の医学研究施設であり、生物兵器の研究拠点です。
(関連記事:「アメリカの生物兵器研究所フォート・デトリック 日本人が知らない漏洩問題」)

手紙はペンタゴン(アメリカ国防総省)がパキスタン周辺でこのような生物兵器の実験を続けており、結果としてエイズがインドに侵入する可能性があると密告するものでした。


↑フォート・デトリックの施設(https://www.fredericknewspost.com/)

 

冷戦下で加熱する疑惑

ソビエト連邦(ロシア)はこの疑惑と密告者に興味を持ちます。1985年になると、より具体的な告発内容の記事がソ連のマスコミ上に発表されます。
密告の詳しい内容は以下のようなものです。

  • アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の人物がペンタゴンのためにザイール、ナイジェリア、ラテンアメリカに派遣され、最も病原性のあるウイルスのサンプルを集めた。それらはヨーロッパやアジアにはないものだった。
  • サンプルはアトランタとフォート・デトリックで解析・合成され、エイズを引き起こすHIVウイルスが開発された。
  • ペンタゴンは自国アメリカの属州ハイチで、薬物中毒者、同性愛者、ホームレスといったアメリカ社会で不要な存在とされているグループを対象にHIVの実験を行った。

この記事の内容はフィンランド、クウェート、バーレーン、ペルーなどの国々でも報道されました。

 

専門的見解で注目を集めた「シーガル・レポート」

1986年、東ドイツのユダヤ系生物学者ジェイコブ・シーガル(Jakob Segal)とその妻は
「エイズはアメリカが自国で作った災害、アフリカのものではない(AIDS: USA home-made evil, NOT out of AFRICA)」
という見解(シーガル・レポート)を発表します。

シーガルは、エイズ・ウイルスがVISNAとHTLV-1という2つのレトロウイルスの部分結合によって成り立っていると考えました。レトロウイルスとは、細胞に侵入したあと、RNAを放出し、逆転写酵素と呼ばれる酵素により、RNAからDNAの複製を作るタイプのウイルスです。

そしてシーガルは、エイズ・ウイルスが2つのかすかに関連したレトロウイルスの部分を結合することによって統合されていると推察しました。

シーガル・レポートには以下のようなことが書かれていました。

遺伝子技術を使えば2つの全く違うウイルスを結合するのは簡単です。しかし、そんなことが興味を持たれるのは軍事目的ぐらいでしょう。
1977年、最上級のセキュリティが敷かれた特別なラボが、ペンタゴンの中央バイオロジカル研究所に用意されました。その一年後、ニューヨークで初めてのエイズの症例が発生しました。
アメリカで囚人が軍の実験に使われていることは誰もが知っていることです。囚人たちに、実験後も生きていたら解放すると約束しているのです。

シーガル・レポートは左派マスコミ等を通し、多くの国々に伝わりました。
インド、パキスタン、ニュージーランド、ナイジェリア、マルタ、インドネシア、フィリピン、ガーナ、ボリビア、グレナダといった国々が影響を受けました。
特に西側諸国が発信する情報が入りにくい国に強いインパクトを与えました。


↑ジェイコブ・シーガル
 
 

アフリカのエイズ蔓延はアメリカのせい?ソ連による情報

ソ連はその後も、自国または同盟国のマスコミを通して以下のような情報を発表し続けます。

  • アフリカ・ザイールにおいて、アメリカの科学者はコレラ・ワクチンをテストすると称して、エイズウイルスをザイール人に感染させた。結果、アフリカ大陸でエイズが蔓延した。
  • ザイールのアメリカ人科学者は、米国に帰還すると囚人相手に実験を再開した。囚人が逃亡したことにより、アメリカ本国でもエイズが広まった。
  • CIAのサイエンス部門は、病原性バクテリアとウイルスの目録を作成し、世界のいろいろな地域で、人間に対するそれらの影響を研究している。
    この場合CIAは海外にあるアメリカの医療センターを使用する。1962年にパキスタンで対マラリア用に設立されたラホール(Lahore)健康診断リサーチセンターなどは、それである。


↑フォート・デトリックの施設の一部(https://www.politico.com/)

アメリカは疑惑を完全否定

こうした1980年代におけるソ連の活動は、アメリカで"Operation INFEKTION"と呼ばれ、偽情報によりアメリカの弱体化を狙った工作だとされています。

アメリカ国務省は、KGBは「HIVはアメリカの生物兵器」という情報を広めることによって、アメリカの信頼性を弱め、世界の反アメリカ感情を促進し、アメリカを孤立させようとしたとしています。

また米軍基地のある国とアメリカの間に緊張をもたらそうとしていたとしています。米軍基地のある国では、地元民から基地がエイズ発生の原因のようにいわれることが多々あるためです。
(この点を知ると、日本でこの疑惑を知らない人が多い理由もわかる気がしますね)

またアメリカ国務省は、ソ連が自国がやっていた生物兵器開発から他国の目をそらすための工作だったとも主張しています。

冷戦がソ連の崩壊に終わると、疑惑は下火になっていきました。またアメリカが各国の科学者のエイズ研究に協力する引き換えに、この疑惑を支持しないことを求めたため、多くの科学者が疑惑から距離をおくようになりました。

冷戦時代から疑惑に懐疑的で、「HIVウイルスは自然発生した」と考える科学者は西側諸国を中心に多く存在します。
シーガル・レポートを利用したソ連の工作を認めるKGB側の暴露も出てきました。
しかしシーガル本人がレポートの内容を否定することは、最後までなかったそうです。

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Operation_INFEKTION

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